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日記

僕らの辞書に「終わり」という言葉はありません

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僕らの辞書に「永遠」という言葉があります。








Kのスーツ姿はとってもかっこよかった。一気に大人になっちゃった気がして、ぐぐぐって胸が詰まった。同じ歳なのにね。学校の制服と似てるようだけど、やっぱりスーツはどこか違うんだね。それで一緒に写真撮ってもらった。肩とか腰に回してくれた手、お父さんの前だったから恥ずかしかったけど、嬉しかった。ちゃんと笑えた。
一緒にナルティメットやって、何十回も戦って、何連敗もしたKはすごく悔しそうに 「もっかいやるが」 って言った。そうやってたらあっという間に時間が過ぎて、びっくりして、ああ、もうすぐ帰らなきゃいけないんだって思って、思ったら、すごく、すごく、悲しくて、泣いた。泣かないって決めてたのに、ぼろぼろぼろぼろ涙があふれた。Kは笑ってぎゅってして、頭をよしよししてくれた。それでもまた泣けた。今日帰ったら、もう何ヶ月も会えないんだなって実感が沸いた。今までずっと学校で会ったり休みの日は遊んだりして、いっぱい一緒の時間を重ねた。Kの存在が大きすぎて、涙が本当に止まらなくて、時折笑って見せたけど、すぐに崩れた。大好きな人と離れることがこんなにも辛いなんて、想像はしてたけど、それを遙かに超える辛さ。近くにいない不安と、ちゃんとうまくやっていけるかどうかの不安。もうただ泣くしかなくて、止めようがなくて、Kを困らせた。私が泣いてる間、Kは色んなことを言ってくれた。

俺には凛しかいないから。俺の理想は凛だから。他の男には冷たくしてね。手を繋ぐ以上は駄目だからね。かわいいとこ見せちゃ駄目だよ。俺の知らない人に凛さんを見せたくないなぁ。大好き。

全部全部覚えてる。全部全部嬉しかった。改めてKのことが大好きだと思った。とてもとても、大切だと思った。



帰り、車を停めてるところまで少し距離があったから、夜道を手を繋いで歩いた。Kが遠回りしようって言ったから、少しだけど遠回りをした。繋いだ手をぎゅううって握り締めたら、 「泣かないかなって思ってたけど、やっぱ何か泣くかもなぁ」 って言ったから、今まで頑として泣かなかったKが泣くのかと思うとまた涙が出始めて、私は泣きながら 「体に気をつけてね。元気で頑張ってね。やっぱ行かないで欲しい。行かないで行かないで。ずっと一緒にいようよ。でも一緒に頑張ろうね」 と意味分からないことばっかり言った。車に乗る前、もっかいぎゅううって抱き合ったら、またまた涙が止まらなくて、私は何度も 「またね、またね」 って言った。力いっぱいぎゅううってしてたら、耳元で鼻水をすする音が聞こえた。Kが、泣いてた。小さな嗚咽も聞こえて、あああKも泣いてるって思ったら、笑えた。ほんとに泣くなんてね。男の子なのにね。Kの顔を手で支えて見たら 「俺は凛みたく泣いたりしないよ」 って急に強気になった。それから2人して、笑った。





車に乗って1人帰る帰り道。ひどく寂しくて切なくて、泣かないようにと大声で歌ってみたけど駄目だった。視界は涙とライトの光で遮られ危ない感じだった。まばたきをしてもすぐに濁った。でもこうやって泣いてばかりじゃ駄目なんだ。まず泣かないことから頑張ろうと思った。大丈夫大丈夫って言い聞かせて、今度会える日まで頑張ろう。



いってらっしゃい、たいせつな人。
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明日から 笑おうね。
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